dbt Cloudのアカウント作成に関する挙動(ライセンス遷移状況)を確認してみた #dbt
アライアンス事業部 エンジニアグループ モダンデータスタック(MDS)チームのしんやです。
dbt Cloudには現行3つのプランがあり、条件付きながら継続して無料で利用出来る「Developerプラン」というものも存在します。
dbt Cloudのプランに関する詳細は下記エントリをご参照ください。
また、コマンドラインベースのプロダクトである「dbt Core」とSaaSベースのプロダクトである「dbt Cloud」との違いについては下記エントリをご参照ください。
dbt Cloudに関しては前述の通り、無料で利用出来る「Developerプラン」としてアカウントを作成出来ますが、dbt Cloudの機能を存分に確認、検証出来るように「Teamプラン」としても期間限定で活用出来る形になっています。当エントリではその辺りどういう流れになっているのかについて、アカウント作成時点からの手順、状況遷移を踏まえて紹介したいと思います。
目次
dbt Cloudアカウント作成の流れ
dbt Cloudアカウント作成
アカウント作成の『入口』は幾つかありますが、ここではdbt Cloudの『価格表』のページから始めてみることにします。下記『価格表(Pricing Plans)』にページにアクセスし、Developerプランの『Sign in』を押下。
アカウント作成に必要な各種事項に値を入力し、『Create my account』を押下。
アカウント作成が完了し、『登録したアドレスにメール送っておいたので、そこからアカウント承認してね』の依頼が画面表示されます。
配信されたメールを確認。本文中の『Verify your email address』をクリックすれば正式にアカウント作成が完了です。
dbt Cloudにログイン。初っ端から以下のようにプロジェクト作成を促されますが作成はあとでも大丈夫です。起動されたウインドウを閉じてアカウントの内容を確認してみます。
dbt Cloud上の画面右上にあるねじマークから[Account Settings]を選択。
画面左側にある『Billing』メニューを選択後、画面をスクロールさせていくと以下のようなメッセージを確認することが出来るかと思います。『Teamプランのトライアルとしてあなた(のアカウント)はあと13日間利用可能です。ですが支払い情報を登録して正式にチームプランとして正式契約することも出来ますよ。』みたいなことを言っていますね。
dbt Cloud: Teamプランのトライアル開始
上述のように、アカウント解説直後は「チームプラン」としてdbt Cloudの機能を利活用することができます。ちなみに同じページにて、dbt Cloudにおける各種機能の利用可否状況を確認できます。
下記はDeveloperプラン。
次いでTeamプラン。Developerプランとの違いは「ユーザーをアカウントに招待出来ること」が増えている、ユーザー招待数の上限、無償で実行出来るモデル実行数の上限(及び上限を超えた際の上限)です。
そしてEnterpriseプラン。利用上限に関する部分は全面的に変わっており、またEnterpriseプランでしか使えない機能(の中で代表的なもの)もリストアップされています。
dbt Cloud: Teamプラントライアル終了/プラン切替
Teamプランのトライアル期間・期限が過ぎました。以下のようなメッセージが表示されるようになります。
またTeamプランのトライアル期間が終わったよ!というメッセージも合わせて表示されるようになります。
そして以下のようなダイアログも表示されるようになります。ひとまずdbt Cloudとして利用出来る形に落ち着かせたいので、Developerプランに切り替える作業をここでは行うことにします。[Choose a plan]をクリック。
TeamプランからDeveloperプランへの切り替えなのでダウングレードになるけど良い?という確認が入ります。[Switch to Developer]をクリック。
ちなみに、Teamプランのトライアルで追加ユーザーを招待していた場合、トライアル期間が終了すると招待されたユーザーはログイン出来ない/ログイン出来たとしても各種機能は利用出来ない状態となります。利用出来るようにするのであれば該当するアカウントをTeamプランとして契約する必要があるということですね。
まとめ
という訳で、dbt Cloudにおけるアカウント作成から(Teamプランの)トライアル期間を経てDeveloperプランへのプラン切り替えを行ってみた実践記録の紹介でした。dbtではdbt Cloudでしか利用出来ない機能、dbt CloudのTeamプラン、Enterpriseプランでしか利用出来ない便利な機能がどんどん増えています。機能としても便利ですし、モデル開発や本番環境運用に関する様々な効率化、高速化を図ることが出来ます。dbt Cloudの利用を検討されている読者の方々の参考になりましたら幸いです。